Alrahmah Mosqueに行った話
こんにちは、沖縄で博士学生をしながら、現在サウジアラビアにあるKAUSTにて研究生インターンシップをしている紅芋です。
今回はJeddahにある、海に浮かぶモスク、Alrahmah Mosqueに行ったときの話をしたいと思います。
ここが有名なモスクであるかどうかはあまり知らないのですが、友達とRed Sea Mallに行った際に、近くにキレイなモスクがあるじゃーんぐらいのノリで行くこととなりました。
Red Sea Mallに着いたのは17時頃、モスクまで歩いて40分ぐらいの距離ということでJeddahの街並み観光も合わせて歩くことにしました。
(夕日をAlrahmah Mosqueで見る予定でしたが、間に合いませんでした(笑))
ちなみにメインの車通りを歩いている人はちらほらいるのですが、私たちのようにアバーヤなしで歩いている観光客丸出しだと、一生クラクションを鳴らされ続けます。
"Need a ride?" 等聞かれましても、本気で困ってない限りは無視するようにしてくださいね。もしかしたら、中には1%ほど本気の善意の人もいるかもしれませんが…。
クラクションを切り抜けて、車通りの少ない道へと入って歩いていくと、サーキットレーンが見えてきます。
Alrahmah Mosqueのあるエリアはサーキットの向こう側なため、サーキットの上を通る、1本の空中通路を歩いて向こう側に行くこととなります。
この玄関口あたりには大きな駐車場もあり、さっきの人波のなさから一転して、家族組などで大変にぎわっていました。
(ちなみにメインの車通りを外れると、ホテル街でした。急いで歩いていたので写真が撮れずでしたが、結構煌びやかで入り口にはゲートガードも多かったので、普通に歩いていても大丈夫でした。もちろん小さなモスクもいたるところに。)
そして、通路を通って向こう側に行くと、先ほどとは180℃違う世界でした。
でも、なんだろう、このデジャビュ感…。
あ!なんだか沖縄の北谷にあるアメリカンビレッジに雰囲気がそっくりです。
このエリアは海岸沿い最北にモスクがあり、そこまでに至る道はこのようにレストラン・カフェ・小さなモールなどがおしゃれに並んでいます。
サウジアラビアにもこんなところがあったんだ、などと感心しながら10分ほど歩いていくと、モスクが見えてきます。
本当に海に浮かんでいます!(小並感)
モスクの前には、守護神のようなフェニックス?が。美しいです。
*ちなみに嬉しくなって写真を撮っていたら、フェニックス前の階段2段目以降入らないでと普通に注意されました。
*Red Sea Mallにはこんなものがありました。
モスクの中はこんな感じでした。
男性プレイヤールームは中で、女性のは外にあります。
私が口を出せることは何もありませんが、ここには小さい子もたくさんいたので、この光景をこんなに小さい時から見ていたら、格差とか気付けないのだろうなと、ふと思いました。
しばらく観光させてもらい、外に出るとすでに真っ暗に。
夜には音楽も流れていて、とても陽気でした。
とても楽しかったのですが、最後にここで起こったちょっとした事件についてお話します。
帰りにスターバックスを買って(この際にスムージーを注文したのですが、パンプキンラテが出てきました(笑)。まぁこれは良いとしますw)、友達と歩いていたのですが、端まで歩きもう道がなくなりました。
帰りの道は、来るときに通った空中通路1つだと思ったのですが、少し遠くまで歩いてしまっていたので、他に出る道はないか誰かに聞こうということになりました。
端の方は、人も少なく、若いガード制服を着たの男の子1人が座っていたので、少し怪しかったのですが、声をかけることに。彼は英語がわからず、("No" "Yes"もわかっていない様子)、身振り手振りでなんとかここから出たいということを伝えました。
彼は理解したのかなんなのか、何故か私の友達の手を強く取り、あそこから出れるよと私たちが通ってきた道を指さしました。
この時点で何か変だと思った私は、"Thank you, シュクラン~"と言いとりあえずその場から逃げようとしたのですが、彼は何かを言い続けていて、私たちを行かせようとはしません。
私はとりあえず物理的に距離をとり、友達を呼び、振り切るようにして離れました。(多分ちょうど他の人が近くに来ていたので諦めたかもしれないです)
後から少し変な様子だったねと友達に伝えたところ、彼は私が見ていないところで何度か友達のお尻を触っていたそうで…。
サウジアラビアでは女性の力が圧倒的に弱いので、彼にレイプをされようが、私たちが訴えても彼が悪いということはできません。(国際問題だったらどうなのでしょうか…)。
全員がこんな感じだとはもちろん言いません。良い人にも出会います。が、女性の方は本当に十分すぎるぐらい気を付けてください。特に知らない国では。
では次の記事でお会いしましょう。
Al Baradに行った話
こんにちは、沖縄で博士学生をしながら、現在サウジアラビアにあるKAUSTにて研究生インターンシップをしている紅芋です。
今回は、サウジアラビアといえば?な、Al Barad(アルバラド)に行った時の話をしていきたいと思います。
私が現在所属しているKAUSTがあるThuwalから1時間ほど車で南におりたところに、3000年の歴史を持つサウジアラビア第2の都市Jeddahがあり、
その中でもAl BaradはJeddahの世界遺産歴史地区(=Historic Jeddah)であり、2014年にユネスコ世界遺産に登録されました。
私は実はこのAl Baradのことを何も知らず、サウジアラビア到着後すぐに同僚の皆に連れられ、訪れることとなりました。(みんな優しくて助かります…)
ちなみにAl Baradに行くには夜がおすすめです。サウジアラビアの昼は35℃近くあがり、夜も31℃ぐらいまでしか下がりません。12月頃までずっとこんな気温でした。
しかし、夜がおすすめと言いましたが、夜のJeddahのトラフィックは異常なぐらい混むので、適当なところに車を停めて、Al Baradのあるエリアまで歩くことになりました。
ちなみにこれが私にとって、サウジアラビアの初観光。全てが新しく、写真・動画を撮る手が止まりませんが、ここはまだAl Baradじゃないよと笑われました。
しばらく歩いていくと、近代的な建物ばっかりだったエリアから、街の雰囲気がガラッと変わることに気づきます。
Al Baradの中央には大量の露店があります。値段もスーパーなどと比べて安く、人が多くてとってもにぎやかです。
ちなみにサウジアラビアではカードが使える店がほとんどですが、Al Baradでは現金のみなので(なるべく100SAR以下の小さい単位で)、現金の準備を忘れずに。
スーパーよりデーツも大きく、安く買えます。
名前はわかりませんが、おすすめされて買ったこの下二つ。
甘いパンと、スパイスがはさんであるパンでした。美味。
このAl Barad中心地は人が多く、動くのも大変なぐらいです。皆、コロナなんてなんのその。
それでも1時間ぐらいで全体を見て回って楽しめます。
中心地に疲れたので、少し離れた場所にあるカフェにて休憩。
人気のカフェらしいのですが、ちょうど誰もおらず、ゆっくりすることができました。
中心地から少し外れると、さっきまでうるさかったのが噓のように、急に静かになります。
注文したグリーンティー。今まで飲んだことがないハーブの不思議な味がしました。
最後に有名なナシーフハウスの写真を撮って、Al Baradを後にしました。
Al Baradにある500年ほど歴史のある建物のほとんどはサンゴ礁でできているらしいですね。紅海が真隣なので納得です。
海が近いと似たようなカルチャーができるのは、沖縄と通じるところがあるように感じました。
Al Baradに初めて行った私の感想は、"Old, New, Chaotic and Quiet place" (古くて、新しくて、騒がしくて、静かな場所)です。
私が最初警戒していたほど治安は悪くなく、同僚たちも以前行った時よりも工事が進み、歩きやすくなったり、道が増えていると言っていました。
しかし、一緒に行ったイタリア人の女の子は何回も地元の男子諸君にナンパされていました。私はナンパされていませんが、同僚のほとんどはAl Baradにてナンパをされたそうです。十分に気を付けてください。
あと、猫派の皆さん、Al Baradは猫が非常に多いです。
おじさんがゴミ箱を叩いたら、その中から猫が10匹ほど飛び出てきたときは目を疑いました(笑)
顔つきも日本の猫と違う気がします。
Al Baradの猫写真集とか作ったら、ちょっと人気でそうとか思ったり。
では次の記事でお会いしましょう。
サウジアラビアという国の話
こんにちは、沖縄で博士学生をしながら、現在サウジアラビアにあるKAUSTにて研究生インターンシップをやっている紅芋です。
今回は少しサウジアラビアという国について、私の感じたことを話していきたいと思います。
この度貴重な機会にめぐまれまして、サウジアラビアで6か月間働けると言われ、”サウジアラビア!?行ったことない!”ぐらいのテンションで、YESと即答。運よくすぐポジションが決まりました。
勿論サウジアラビアに来た理由は、自分の研究のためであり、色んな研究者と出会うことがメインなのですが、人生初のサウジアラビア、初の中東。色々と探索してみたいものです。
サウジアラビアに来る前は、お酒・ポルノ・豚肉が完全にアウトだったり、女性は手首、首元など肌を見せてはいけないなど基本的なことは知っていたのですが、
他にもいろいろと調べてみたら、結構最近まで日本人用の観光ビザが出されていなかったり、女性一人では入国ができなかったりと、まだ日本人があまり足を踏み入れたことがないかなり謎に包まれた国…というイメージを持ちました。
何年も前からサウジアラビアに行っている私の教授からは、
・携帯電話やパソコンの中の”肌が写っている写真”(ビキニや、ミニスカートなど)は空港でチェックされ、そのような写真を持っていたら入国不可だとか、
・自然は神が創造したものなので、リアルな自然の絵(写真など)がのった服などを身に着けてはいけない、(実際にサウジアラビアにリアルな銅像などはあまり見かけないように思いました。ラクダの縁のみを形どったものだったり、目などがない銅像が多いです。あまりにもリアルな魚の絵などは一部が抜かれたりしています)など
絶対インターネットからは探し出せないような情報を頂きました。この記事を読んだ人はぜひ参考にしてください。
*ちなみに現在はスマホチェック等ありませんでした。服装も、長袖・長ズボンであまりにも肌が出てない限りは誰にも何も言われません。
*私1人で入国しましたがKAUSTからのスポンサーがついていたので、問題なくいけました。しかし、女性一人での入国は未だ難しいかもしれません。ちなみに、再入国が可能なVISAにおける、再入国の際は私1人でも大丈夫でした。
サウジアラビアの国としては、数年前より女性の運転免許証が発行可能になったり、観光客のアバーヤの着用不要だったり、海外からの観光客を増やしたりと、近年の王様・王子様がもっとオープンに頑張っていらっしゃるイメージを持ちました。
サウジアラビアの街並みや、人柄については、他の記事にてさらに触れていきたいと思っています。
ちなみに、サウジアラビアに行く前の私は、まだ出国まで数か月あるから~とのんびりしている間に、VISAの準備に追われ(サウジアラビアのVISAは、国内では東京でしかとれません(2022年)。パスポートが手元に戻るまで1週間以上かかります。)、ぎりぎりで飛行機へと乗り込みました。
成田から、カタール乗り換えの、サウジだったのですが、カタールにて飛行機が1時間以上飛ばず、どうしたんだろうと思っていたら、後から大量の乗客が普通の顔で乗ってきて、サウジアラビアという国の国民性を垣間見た気がしました。
(サウジアラビア国民の名誉のために言いますと、こんな経験をしたのはこの時だけです。)
そして、サウジアラビア到着後の最初のタクシーライドにて、さらなるカルチャーショックを受けるのですが、これはアラブやアフリカの国に行ったことがある人ならわかってくれると思います(笑)
(荒いといわれている沖縄の運転が可愛く見えました。)
そんな、今まで私が行ってきた国は優しい国だったんだと白目になってしまうような、カルチャーショック満載のサウジ初日。さらに、モスクからの1日5回のお祈りの放送があまりにもうるさくて昼寝ができなかったのでした。
もうとても遠い記憶のように感じます。
次回は、Al Baradや、Alrahmah Mosqueなどについて書いていきたいと思います。
エチオピア航空を推したい話
エチオピア航空を推したいです!!
初めまして、沖縄で博士学生をしながら、現在サウジアラビアにて研究インターンシップをしている者です。
私の経歴については、需要があれば後々いつか書いていきたいと思っているのですが、、
今回利用させていただいたエチオピア航空があまりにも良すぎたので、どうにか世の中に広めたく、ブログを開設しました。マイナーだけど、誰かの力になれるような情報を書いていきたいと思っています。
まず、皆さんエチオピアと聞いて思い浮かぶことは何でしょう…
アフリカの国で、治安が危ないとか、日本人サポートがなさそうとか、そのような事でしょうか。
実際私も、サウジアラビアから日本に休暇を取るためにどの航空を使おうかな~と調べていて、初めてお見かけしました。
……そして、かなり怪しいと思いました。
それもこれも、値段があまりに安すぎる。
1か月前の予約の時点で、私のいる都市ジェッダ(JED)から成田空港往復チケット、ほとんどの航空が20万円を余裕で超える中、エチオピア航空は13万円程度。(13万円も勿論高いんですけど、7万以上の差があるならかなりでかい!)
嬉々として、飛行機情報をクリック。
ふむふむ、ジェッダ → アディスアベバ → ソウル → 成田 ですね。帰りも反対方向から同じトランジット場所。
しかも荷物は、ジェッダ・成田で預かって、目的地まで直接届けてくれるため、途中の都市でのピックアップ不要。
しかも荷物は20㎏2つまで、無料で預かってくれる。
…これはこの値段であまりに話が良すぎないか?何か裏があるはず。
さらに飛行機情報を見ていくと、ほらやっぱり、、
アディスアベバでのトランジット時間、12時間超えてる!!
さすがに2時間半+13時間+2時間半の飛行時間があるのに、さらに12時間空港で待つのは無理ですわ。いや、でもお金のことを考えたら、ソファで寝てたら良いだけだし…。でもアディスアベバって結構主要空港だから、人も多いだろうし、、
なんて考えて、やっぱりお金を多く払ってでも、早く目的地に着いたら良いじゃん。と、堂々巡り。
でもやっぱり忘れられない。この飛行機に乗った人に話を聞いてみたい…!
そんなときの仲間はGoogleさん。
エチオピア航空を日本語で検索。なんと、全然記事が出てこない。
そんな中、一筋の光。なんとエチオピア空港で8時間以上、24時間未満のトランジット乗客には無料のホテルを予約してもらえるとの記事を書いていらっしゃる方が。
いやいやいや、あまりにも話が良すぎないか????(2回目)
記事の方はビジネスクラスに乗られていて、そうかビジネスクラス限定なのか?と思ったが、ちゃんとエチオピア航空のウェブサイトにもちゃんと載っていた。
(Addis Ababa Stopovers | Ethiopian Airlines)
なんだかんだ新しいことが好きな私、意を決してこの飛行機を予約。
(正直なところ、ホリデーシーズンに帰ったので、当日までホテルが本当にとれるか不安で、何回もホテルのことを検索したり、いやもうソファで良いやとか考えたりしてました。チキンです。)
当日、ジェッダ空港北ターミナルより、出国。
Jeddahでは新しくできたターミナルがメインになりつつありますが、こちらも動いています。こちらも日本人からしたら中々な場所なので(!)いつか書いていきたいと思います。
無事アディスアベバに到着、ここから心配していたところです。
エチオピア航空の記載によると、Interline counterにてTransit visaとTransit hotelの手続きをするとのこと。場所は1階です。
飛行機を降りて、歩いていくとImmigrationとTransitの列。運悪く、いくつもの飛行機の到着時間と被っていたようで、どこも長蛇の列。
本当は、Interline counterはImmigrationとTransitのその先にあるのですが、そんなこともつゆ知らない私は、流れるままTransitの列に並ばされ、カウンターはどこだろう?と心配になりながら、動かないTransitの列をトランジット時間が短くてイライラしてるお客さんと一緒に1時間ほど並びました。
しかしその先に、Interline counterはない。(もちろんないです)
そのまま2階に上がってもない。(もちろんないです)
誰に聞いても1階だよ、2階だよ、と適当なことを言われる。(運が悪い)
そして、1階で色んな人に嫌がられながら聞きまくった結果、ようやくInterline counterを見つけました。飛行機を降りて2時間後のことでした。この記事を読んだ皆さんは、Transitに気を取られることなく飛行機を降りてそのまままっすぐ歩いて行ってくださいね。
そしてついに、
こちらの紙を手に入れましたら、もう確定演出です。
ちなみに、帰りの成田空港では、何も言わずともチェックインカウンターでホテルをとっていただきました。日本のホスピタリティすごすぎる。
(この紙を成田で入手しましたら、アディスアベバにてInterline counterに行く必要はないので、Immigraitionへとそのまま進んでください)
Immigrationを通過したら、1階へと降りまして、荷物の最終チェックを行い、目の前のTransit hotel shuttle busと大きく書いてるカウンターへと進んでください。
写真があれば良かったのですが、撮っていなくてすみません!
そこからは言われるままに歩いて、シャトルバスまで行き、ホテルにてチェックインするだけです。この時までに必要な英語は、ホテルの名前だけなので心配せず…。
ただ他のお客さんもとてもフレンドリーなので、同じ境遇にいて話がはずみます。私がお話した皆さんは、アメリカへと帰るお客さんが多かったです。エチオピア航空の範囲広いな…。
アディスアベバの街並みを眺めながら、ホテル到着。
空港周辺の街並みだったからか、思っていたより人も多く、楽しそうな雰囲気でした。いつか観光に行ってみたい…
こちらはサウジに帰るときにとっていただいた、Ivy hotelの写真。
ホテルによってグレードが変わるのですが、基本的に水が部屋に用意してあり、Wifiが設置され、さらに、レストランにて3食無料でいただくことができます。
ご飯を食べて、ベッドでうとうとして、起きたらNetflixなどを見る自堕落生活ができます。(外に出ることは推奨されていませんが、聞いてみたら5分ほど外に出れると思います。)
紙に記載されている時間になったら(またはバスの時間が早まったなどとちゃんと部屋に電話が来ます)、シャトルバスに乗り込んでアディスアベバ空港まで。とても簡単でした。
なので結果、エチオピア航空とっっっっっても良かったです。
この値段で、このホスピタリティ。信じられません。ちょっとどうなのかな?って考えてた皆さんに参考になれば幸いです。
それではまた次の記事でお会いしましょう。