Al Baradに行った話
こんにちは、沖縄で博士学生をしながら、現在サウジアラビアにあるKAUSTにて研究生インターンシップをしている紅芋です。
今回は、サウジアラビアといえば?な、Al Barad(アルバラド)に行った時の話をしていきたいと思います。
私が現在所属しているKAUSTがあるThuwalから1時間ほど車で南におりたところに、3000年の歴史を持つサウジアラビア第2の都市Jeddahがあり、
その中でもAl BaradはJeddahの世界遺産歴史地区(=Historic Jeddah)であり、2014年にユネスコ世界遺産に登録されました。
私は実はこのAl Baradのことを何も知らず、サウジアラビア到着後すぐに同僚の皆に連れられ、訪れることとなりました。(みんな優しくて助かります…)
ちなみにAl Baradに行くには夜がおすすめです。サウジアラビアの昼は35℃近くあがり、夜も31℃ぐらいまでしか下がりません。12月頃までずっとこんな気温でした。
しかし、夜がおすすめと言いましたが、夜のJeddahのトラフィックは異常なぐらい混むので、適当なところに車を停めて、Al Baradのあるエリアまで歩くことになりました。
ちなみにこれが私にとって、サウジアラビアの初観光。全てが新しく、写真・動画を撮る手が止まりませんが、ここはまだAl Baradじゃないよと笑われました。
しばらく歩いていくと、近代的な建物ばっかりだったエリアから、街の雰囲気がガラッと変わることに気づきます。
Al Baradの中央には大量の露店があります。値段もスーパーなどと比べて安く、人が多くてとってもにぎやかです。
ちなみにサウジアラビアではカードが使える店がほとんどですが、Al Baradでは現金のみなので(なるべく100SAR以下の小さい単位で)、現金の準備を忘れずに。
スーパーよりデーツも大きく、安く買えます。
名前はわかりませんが、おすすめされて買ったこの下二つ。
甘いパンと、スパイスがはさんであるパンでした。美味。
このAl Barad中心地は人が多く、動くのも大変なぐらいです。皆、コロナなんてなんのその。
それでも1時間ぐらいで全体を見て回って楽しめます。
中心地に疲れたので、少し離れた場所にあるカフェにて休憩。
人気のカフェらしいのですが、ちょうど誰もおらず、ゆっくりすることができました。
中心地から少し外れると、さっきまでうるさかったのが噓のように、急に静かになります。
注文したグリーンティー。今まで飲んだことがないハーブの不思議な味がしました。
最後に有名なナシーフハウスの写真を撮って、Al Baradを後にしました。
Al Baradにある500年ほど歴史のある建物のほとんどはサンゴ礁でできているらしいですね。紅海が真隣なので納得です。
海が近いと似たようなカルチャーができるのは、沖縄と通じるところがあるように感じました。
Al Baradに初めて行った私の感想は、"Old, New, Chaotic and Quiet place" (古くて、新しくて、騒がしくて、静かな場所)です。
私が最初警戒していたほど治安は悪くなく、同僚たちも以前行った時よりも工事が進み、歩きやすくなったり、道が増えていると言っていました。
しかし、一緒に行ったイタリア人の女の子は何回も地元の男子諸君にナンパされていました。私はナンパされていませんが、同僚のほとんどはAl Baradにてナンパをされたそうです。十分に気を付けてください。
あと、猫派の皆さん、Al Baradは猫が非常に多いです。
おじさんがゴミ箱を叩いたら、その中から猫が10匹ほど飛び出てきたときは目を疑いました(笑)
顔つきも日本の猫と違う気がします。
Al Baradの猫写真集とか作ったら、ちょっと人気でそうとか思ったり。
では次の記事でお会いしましょう。