サウジアラビアという国の話
こんにちは、沖縄で博士学生をしながら、現在サウジアラビアにあるKAUSTにて研究生インターンシップをやっている紅芋です。
今回は少しサウジアラビアという国について、私の感じたことを話していきたいと思います。
この度貴重な機会にめぐまれまして、サウジアラビアで6か月間働けると言われ、”サウジアラビア!?行ったことない!”ぐらいのテンションで、YESと即答。運よくすぐポジションが決まりました。
勿論サウジアラビアに来た理由は、自分の研究のためであり、色んな研究者と出会うことがメインなのですが、人生初のサウジアラビア、初の中東。色々と探索してみたいものです。
サウジアラビアに来る前は、お酒・ポルノ・豚肉が完全にアウトだったり、女性は手首、首元など肌を見せてはいけないなど基本的なことは知っていたのですが、
他にもいろいろと調べてみたら、結構最近まで日本人用の観光ビザが出されていなかったり、女性一人では入国ができなかったりと、まだ日本人があまり足を踏み入れたことがないかなり謎に包まれた国…というイメージを持ちました。
何年も前からサウジアラビアに行っている私の教授からは、
・携帯電話やパソコンの中の”肌が写っている写真”(ビキニや、ミニスカートなど)は空港でチェックされ、そのような写真を持っていたら入国不可だとか、
・自然は神が創造したものなので、リアルな自然の絵(写真など)がのった服などを身に着けてはいけない、(実際にサウジアラビアにリアルな銅像などはあまり見かけないように思いました。ラクダの縁のみを形どったものだったり、目などがない銅像が多いです。あまりにもリアルな魚の絵などは一部が抜かれたりしています)など
絶対インターネットからは探し出せないような情報を頂きました。この記事を読んだ人はぜひ参考にしてください。
*ちなみに現在はスマホチェック等ありませんでした。服装も、長袖・長ズボンであまりにも肌が出てない限りは誰にも何も言われません。
*私1人で入国しましたがKAUSTからのスポンサーがついていたので、問題なくいけました。しかし、女性一人での入国は未だ難しいかもしれません。ちなみに、再入国が可能なVISAにおける、再入国の際は私1人でも大丈夫でした。
サウジアラビアの国としては、数年前より女性の運転免許証が発行可能になったり、観光客のアバーヤの着用不要だったり、海外からの観光客を増やしたりと、近年の王様・王子様がもっとオープンに頑張っていらっしゃるイメージを持ちました。
サウジアラビアの街並みや、人柄については、他の記事にてさらに触れていきたいと思っています。
ちなみに、サウジアラビアに行く前の私は、まだ出国まで数か月あるから~とのんびりしている間に、VISAの準備に追われ(サウジアラビアのVISAは、国内では東京でしかとれません(2022年)。パスポートが手元に戻るまで1週間以上かかります。)、ぎりぎりで飛行機へと乗り込みました。
成田から、カタール乗り換えの、サウジだったのですが、カタールにて飛行機が1時間以上飛ばず、どうしたんだろうと思っていたら、後から大量の乗客が普通の顔で乗ってきて、サウジアラビアという国の国民性を垣間見た気がしました。
(サウジアラビア国民の名誉のために言いますと、こんな経験をしたのはこの時だけです。)
そして、サウジアラビア到着後の最初のタクシーライドにて、さらなるカルチャーショックを受けるのですが、これはアラブやアフリカの国に行ったことがある人ならわかってくれると思います(笑)
(荒いといわれている沖縄の運転が可愛く見えました。)
そんな、今まで私が行ってきた国は優しい国だったんだと白目になってしまうような、カルチャーショック満載のサウジ初日。さらに、モスクからの1日5回のお祈りの放送があまりにもうるさくて昼寝ができなかったのでした。
もうとても遠い記憶のように感じます。
次回は、Al Baradや、Alrahmah Mosqueなどについて書いていきたいと思います。